みなさまへ
世界の国々の中で、 こんなにたくさんのこどもの歌を持っている国はおそらく日本だけではないでしょうか。
ずっと昔からこどもたちに歌われてきた「わらべ唄」、西洋音楽をはじめて取り入れてつくられた「唱歌」、童話や童詩の創作運動を音楽と結びつけた「童謡」、そしてその精神を中心に据え今を生きるこどもたちに、歌う楽しさを送り続ける「新しいこどもの歌」。
こうしたさまざまなこどもの歌は「伝承」と「創造」という力強い営みの中で育まれ、今日に至るまで時を超え在り続けているのです。
この日本固有の文化「童謡」をたくさんの方々に親しんでもらい、長く歌い継いでほしいとの願いから『全国童謡歌唱コンクール』が始まり、豊かな回を重ねながら昨年新しく『寬仁親王牌・彬子女王牌 童謡こどもの歌コンクール』となって、今年第41回を迎えることとなりました。
コンクールの課題曲には、日本のこどもの歌の豊かな歴史が深く刻み込まれています。それを感じ取り、幅広い視野で選曲して楽しく歌い、心躍らせてご参加くださることを願っています。
童謡こどもの歌コンクール実行委員会
各部門への想い
「キッズ部門」
キッズ部門の誕生は「こどもとは」というむずかしい問いに確かな光をあててくれることでしょう。ちいさなこどもたちは、虫や動物や、お花や風までも人格を持つ仲間と考えて話したり、歌ったり、踊ったりして遊びます。「童謡こどもの歌」にはそんな友達がたくさん住んでいます。さあ一緒に楽しくあそぼう‼
「こども部門」
幅広い年齢が参加するこども部門では、「こども」から少しずつ「おとな」に近づいていく姿を歌唱の中で見ることができます。正しい呼吸法・素直で確かな発声・美しい日本語・詩への理解・自然な動きの表現・選曲の音楽性、これらはそれぞれの年齢にふさわしい個性となって現れます。この部門での豊かな個性との遭遇が楽しみです。
「大人部門」
童謡こどもの歌を次の世代に伝えていくのは大人部門の大切な役目です。あなたの温かく力強い歌のメッセージをこどもたちに届けてください。今年も課題曲に新曲が追加されています。より豊かになった課題曲の中から、素晴らしい発見が生まれることを期待しています。
「ファミリー部門」
童謡こどもの歌ならではの楽しい世界を、チームワークよく和やかな雰囲気で歌い演じてください。チームワークとは家族の役割を音楽的に構成することです。メロディ・リズム・ハーモニーなどの分担に心を配り、それぞれの家族らしさを表現してください。
審査委員長/早川 史郎





