宮牌と童謡こどもの歌コンクールについて

童謡こどもの歌コンクールでは、三体の『寬仁親王牌』と、一体の『彬子女王牌』を賜る栄誉にあずかっています。各部門の栄えある金賞受賞者に授与される四体の宮牌。そこに込められた思いを、両殿下のお言葉とともに紹介します。
※金賞受賞者には宮牌のレプリカを贈呈しています

寬仁親王牌

故・寬仁親王殿下から1990年に下賜。当時、『全国童謡歌唱コンクール』の名称で開催されていた第5回大会で初めてお披露目され、〈こども部門〉〈大人部門〉〈ファミリー部門〉の金賞受賞者への授与が始まりました。
牌のデザインを自ら手がけられた寬仁親王殿下は、第5回大会の表彰式にご登壇の際、「非常に範囲の広い音楽というジャンルの中で、特に童謡という部門が我々日本人にとって、国民にとって極めて大事な情操教育のためにも、素晴らしい人間を作るためにも必要だと認識したから」と、下賜の理由を述べられました。また、それぞれの宮牌のデザインについても、ご説明くださいました。

【こども部門】

ト音記号を囲む円の中には、寬仁親王殿下の母校である学習院初等科の校歌『さくらのきしょう』の楽譜を刻印。

寬仁親王殿下のお言葉:『さくらのきしょう』はとても素敵な歌。こどもらしく夢を持って歌ってほしいという意味で円形の五線譜にいたしました。(第5回表彰式より抜粋)

【大人部門】

人が譜面を持って歌っている姿。

寬仁親王殿下のお言葉:大人の方々は楽しんで歌うが、真面目に歌ってもらいたいという意味を込めました。(第5回表彰式より抜粋)

【ファミリー部門】

6本のパイプで家族を表現。中央には三笠宮家の紋章を頂く。

寬仁親王殿下のお言葉:おじいちゃんとおばあちゃん、お父さんとお母さん、そしてこどもたちという6本のパイプが、楽しんで歌を歌う意味で作りました。(第5回表彰式より抜粋)

彬子女王牌

2025年、節目の第40回大会で〈キッズ部門〉が新設されたことに伴い、彬子女王殿下より下賜。故・寬仁親王殿下と同様に、彬子女王殿下がデザインから製作に携わってくださる中、彬子女王殿下のお印であり、童謡としても知られる『雪』をテーマにした新たな宮牌が完成しました。

【キッズ部門】

犬の足跡を音符に見立て、白銀の五線譜を犬が楽しく伸びやかに駆け回る姿を表現。

彬子女王殿下のお言葉:明治に生まれた「雪」は、その時代時代を生きた多くの子どもたちによって大切に歌い継がれ、令和にまで届けられました。「雪」のように、たくさんの素敵な童謡が、子どもたちの歌声で未来に伝えられていくことを願っております。